出 雲 大 社
い ず も お お や し ろ
大国主大神を祀っているのが出雲大社です。
【日本書紀】には天日隅宮(あめのひすみのみや)、【出雲国風土記】天日栖宮(あめのひすのみや)、
所造天下大神之宮(あめのしたつくらししおおかみのみや)という名前で記載されています。
【延書式】神名帳には杵築大社(きずきのおおやしろ)と記載され、長くこの名で呼ばれてきました。
1871年(明治4年)に出雲大社と改称されました。
平安時代の【口遊】(源為憲著、天禄元年・970年成立)には、全国の大きな建物の順番を【雲太、和二、京三】と記され、
これは出雲太郎、大和二郎、京都三郎のことで【一番⇒出雲大社、二番⇒東大寺大仏、三番⇒京太極殿】を意味しており、
その巨大性を示す有力な証となっています。
陰暦の10月を神無月(かんなづき)といいます。
全国の神々がみな出雲大社に集まり、国々では神さまが留守になるので、むかしから10月を神無月というのです。
しかし出雲では全国の神々がこの地に来られるので、この月を神有(在)月と呼んでいます。
この言葉は室町時代の辞書【下学集】にも載っていますので、かなり古くからこういう信仰が人々の間にはあったと思われます。
また十月という文字を組みあわせると「有」という字になるということで、
大社の古い手箱の散らし紋にも、亀甲紋の中に「有」の字が描かれているそうです。
平成の大遷宮で周りを囲われてしまっている本殿
神社での参拝の作法は、二拝二柏手一拝が一般的ですが、出雲大社では、二拝四柏手一拝で拝礼を行います。
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