あそこツアー 2009


今年は【ヌメリ沢】に決定。



今年の参加メンバーは【怪長】【副怪長】【銭無】(宴会から)・HARAさんtamaさん・子モグラ・モグラの7名です。
ヌメリ沢の洗礼を受けるべくtamaさん初参加。
子モグラと私はヌメリ沢は3回目ですが、【あそこツアー】は初参加。
いったいどんな試練が待ち受けているのでしょうか???

夜中の0:00に佐野SAで待ち合わせ。
途中渋滞に巻き込まれながらも予定より早く着いてしまった私達。
しかしそこへ数分と違わずHARAさん到着。
いまや【大王時間】は死語らしい(爆)

お茶や飴を買い込んでいる間に、【副怪長】tamaさん到着。
顔ぶれが揃って話に花が咲く。
今回は翌日の行動が異なるため、車は4台。目的地を目指して移動。

4時過ぎ、現地到着。
道と呼ぶにはあまりにも細い、獣道のようなところを進む。
伸びきった草が、車体をこすってくる。
下からは岩とも呼べる石が突き刺さってくる。
「どうかパンクはしないでください。」←パンクで1度懲りた経験がある。(入山記5 参照)

2年前からある崖崩れ・・・・・今年もあった。
しかも更に崩れたみたいで、昨年と様子が変わっている。
(もうここは直してくれないんだろうな。)

身支度を整え、崩れた崖を越えるところから【ヌメリ沢】の試練は始まった。
最初にHARAさんが登って様子を見る。
「反対側の下りのほうは大丈夫ですか?下りられそうですか?」・・・【怪長】
「あっ、下りは大丈夫ですね。問題ないですよ。」・・・HARAさん
「HARAさんのレベルの問題ない。は、どうでしょうかね〜?」・・・tamaさんとモグラ


今回、tamaさんと子モグラと私のフォローは【怪長】一人では無理なので、【副怪長】も一緒に行動してくれた。
HARAさんは一人で左の沢に入った。




副怪長 岩化けの術
tamaさん【副怪長】【怪長】が竿を出しながら進む。
第1の地獄【暗黒のゴルジュ地獄】
今日は水量が少ないため、右岸をへつってみる。
「あぁ〜、届かないかな〜?○×△●〜〜〜」・・・【怪長】
「怪長に無理なら僕には絶対無理ですね。」・・・tamaさん
あっ、tamaさん怪長が届かないのは足が短いからではないんですよ〜。
って言おうと思ったら、もうすでにtamaさんは引きかえし巻き道を探していた。
無事へつり終えた【怪長】の後から子モグラが行く。
「僕は泳ぎま〜す。」・・・子モグラ
「私はへつります。」・・・モグラ
足が届きそうで届かない。手を固定して、体重を左足に乗せる。
股関節を思いっきり開いて右足を出す。
「ん〜〜〜〜〜、届いた。」「やった〜!」
無事へつった。ほっとして立ち上がろうとしたら・・・ドボン!
「え〜〜〜今のは〜?」・・・モグラ   「降格だな。」・・・【怪長】



子モグラよ、でかくなったな!!!


魚はなぜか小さいものばかりがあがる。
リリースしつつ先へ進む。


丸いなだらかな岩の左はかなり大きくて深い池のようになっている。そこを登って越える。
「ボルダリングで難易度5くらいだから。」・・・【怪長】
よ〜しそれなら・・・、っと登り始める。
そんなに大変ではない。前回は【怪長】が後ろからフォローしてくれて登った。
今日は一人で登るぞ!って、えっ?なに?
なぜだか私の体はスルスル滑っている。どして???
次の瞬間・・・ドボン!
後ろで大笑いする子モグラ。   不安そうな顔のtamaさん
「スローモーションみたいだったよ。」・・・【副怪長】
「いやぁ〜、おかぁがあんなに笑いのつぼを押さえられる、エンターテイメントだとは知らなかったよ。」(爆笑)・・・子モグラ

しまった〜、滑ったんだ(自滅)  悔しくて再度挑戦、無事登れました。
子モグラ、難なくクリア。  tamaさん【副怪長】のアシストで難なくクリア。


第2の地獄【天空の断崖滑落地獄】
先に【副怪長】が登る。
次はtamaさん。顔が引きつってる???
【副怪長】のアシスト&ヌンチャクで無事対岸に下りついたtamaさん
次は私。上の崖が切れているところからヌンチャクで確保。
枝に手が届かない。【怪長】のアシストで枝を掴んで渡る。
そこからヌンチャクを子モグラに渡し、下降。

                          photo by 【副怪長】

ここは2度目。左へトラバースしながら下りればいい。
しかし足場が見えない。っと、下からtamaさんが誘導してくれて無事着地。

               photo by 【副怪長】

子モグラはもっと簡単そうに下りてきた。


それぞれ竿を出す。【怪長】が釣り上げた。でかそうだ。

駆け寄る副怪長と子モグラと私


27cmのりっぱな型です。(写真が悪くてすみません)

この先は前回【大休止】を取ったところです。
そこより先へはまだ行ったことがありません。
今回は時間が許せば行ってみたいです。



見事な雪渓。この雪渓の下を一人づつ潜る。
その先は・・・また雪渓です。
しかも非常に不安定な状態。巻いて行けるか【副怪長】が登って様子をみる。
しかし登っても下りられるところがない。
ここで引き返すしかないようです。
また一人づつ雪渓を潜る。  tamaさんと子モグラが通り過ぎた後、ボチャンと大きな音。
雪渓の一部が崩れて落ちた。 残りの3人も急いで潜り抜けました。
またここから先には行けませんでした。  【ヌメリ沢】はまだ私達を簡単には受け入れてくれないようです。

ここで【大休止】。おにぎりがおいしい。少しゆっくりして帰ることに・・・。
第2の地獄・・・今度は逆に登って下ります。
飛び込みたい子モグラでしたが、水量が少ないので【怪長】から許可がもらえませんでした。
今度はハーネスにザイルをつけてビレーで確保してもらって登りました。
最初に【副怪長】が登ってザイルを木に固定してきてくれました。
tamaさん、私、子モグラの順に登り、そのたびに【副怪長】は行ったりきたりと反対側の崖を3往復してくれました。
ありがとうございました。



余裕で下りてくる【怪長】

待っている間に【へつり】の練習をしている【副怪長】

帰りは山菜を採りながら歩きました。
コシアブラやタラの芽、山ブドウの葉。ウルイやウド、コゴミはもう終わりでしたが、それでも夕飯のてんぷらには充分な量が採れました。
これできっと【銭無】様も喜んでくださるでしょう。

途中、【副怪長】は自分の世界に入り、脇の山道などを散策しながら歩いていました。

そしてまた  第1の地獄【暗黒のゴルジュ地獄】
右岸をへつる。
なんとか根性で踏ん張る・・・・・っと、左手が滑った。
3点確保の状態で体が後ろに仰け反る。
ここでもなんとか踏ん張り、状態を前に戻し左手を確保、無事へつり終えた。
足は落ちなかった。なんとか合格か〜?
「降格だな。」・・・【怪長】
「え〜〜〜(泣)」

次はtamaさん
みんなの応援の中、(子モグラは「落ちろ〜〜〜!」を連発してました)時間はかかったが、無事へつり終えた。
「やったね、tamaさん。」
「子モグラくん、君の前では絶対落ちないぞ。」・・・tamaさん

こうして車まで無事に・・・・・???

ところが最後の難関、崖崩れ。
ここは下りが細かい砂利のようになっていて、滑ってしまったら、下の渓まで一気に落ちてしまいそうだ。


                photo by 【副怪長】


掴む草も木も岩もない。
足を砂利に食い込ますようにする。しかしそのまま止まらずにズリズリと滑る。
膝も使い、何回も足を出しなおして慎重に下りる。
「怖い」っと真剣に思った。【怪長】を大声で呼びたくなった。
でも・・・自分でなんとかしなくちゃいけない。
そのとき、下から【怪長】の声がした。
「そこはもう少し左に足を出して。もっと食い込ませるように。」
「そこからは右に寄って。そうそのままゆっくり下りてくればいい。」
地に足がついているということがこんなにありがたいと思ったことはなかったかもしれない。




車で着替えて、HARAさんの帰りを待った。



そして温泉に行き、そこで【銭無】と合流。
買い物をしてからコテージへ。

こうして今年の【あそこツアー】は一人の怪我もなく無事に終了しました。



2009年6月13日(土)   場所  ヌメリ沢   参加者  【怪長】  【副怪長】  【銭無】  HARAさん  tamaさん  子モグラ  モグラ ああ
今年2回目(通算12回目)の入山です。ああ

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