古代出雲歴史博物館
ここには大社の発掘調査で発掘された【宇豆柱】が中央ロビーに展示されています。
平成12年、拝殿北側地価の発掘調査で発掘された【宇豆柱】。
神殿の御社は「田」の字状の交点、正方形の周囲に8ヵ所と中央1ヵ所に配置されますが、
発掘区内に相当する3ヵ所すべてで検出されました。
もっとも重要な中央の心御社(岩根御社)、南正面の宇豆柱(棟持柱)、南東隅の脇柱で、
いずれも3本の杉の巨木を束ねて1本として立てられ、大量の根固め、裏込めの石によってつき固められていました。
この発掘によって伝承されていた【巨大な神殿】の証となったのです。
他に【テーマ別展示室】・【総合展示室】・【神話回廊】があります。
【神話回廊】には【神話シアター】があって【出雲の神話】をアニメにして上映しています。
隣の部屋のパソコンでも【出雲の神話】のアニメを見ることができます。
難しい神話もアニメだとわかりやすいです。
ここで神話シアターで上映されている映像の一つを紹介しようとおもいます。
出雲国風土記の神話 国引き
最初、出雲は狭い狭い国でした。
ヤツカミズオミヅヌノミコトは、海の向うに余っている土地があることに気がつき、
乙女の胸のように幅広い鋤を取り、朝鮮半島や隠岐、北陸地方から合わせて四箇所、
大地をえぐって「国来(くにこ)〜国来〜」と引き寄せました。
こうして繋ぎ合わされた土地が島根半島となり、この時に引き寄せた綱が、
「園の長浜」と「夜見島(よみのしま)」(弓ヶ浜)となり、
引き寄せた土地を固定するために打ち込んだ杭が、「佐比売山(さひめやま)」(三瓶山)と
「火神岳(ひのかみのたけ)」(大山)となりました。
国をすべて引き寄せると、ヤツカミズオミヅヌは、感慨無量の心境で、
「おえ〜」という言葉を発します。
【出雲国風土記】によると、この国引きの後に「杵築大社(きづきのおおやしろ)」(出雲大社)が
創設されたことになっています。
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