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再度、ヌメリ沢だ 〜〜〜!

水量は???






9月が終わるともう竿が出せなくなります。
あと1回位行きたいということで選んだ渓はモグラ2号の希望で【ヌメリ沢】。
前回、水量が多かったために巻いてしまった【暗黒のゴルジュ地獄】を通ってみたかった。
雪渓のためにたどりつけなかった第2の地獄【天空の断崖滑落地獄】に行ってみたかった。


今回はゆっくり出発、空も白み始めてきた頃に現地に到着。
っと、車が止まっている。しまった、先を越された。これでは【ヌメリ沢】には入れない。
【怪長】が様子を見に行ってみる。
車が2台。中で寝ているので話が出来ない。
とりあえず身支度をして朝食。
止まっている車の人たちの行き先によっては、撤退の覚悟で歩き始める。
運よく一人の方が起きていて火を熾している。
見ると昨晩からここで泊まっているらしい。
「おはようございます。」3人で声をかけ、【怪長】が話始める。
「どちらの沢ですか?」  『右です。』  「あっ、やっぱりそうですか。では我々は左に入ります。」
『かたじけないですな〜。』  「いえ、いえ。後から来たのは我々ですから。ちなみにどちらかの会の方ですか?」
『宇都宮渓遊会です。』   「えっ?そうなんですか?昨年もここで本宮さんにお会いしたんですよ。」
『本宮?いますよ。そこで寝てる。本宮〜〜〜!』   「え〜〜〜、また本宮さんと遭遇ですか〜?」
ビールの段ボール箱を枕にブルーシートの上で寝ていた御仁がヌクッっと起き上がった。
「あ〜〜〜、本宮さん、お久しぶりです。またここで会っちゃいましたね。」
『あれ?あれ?えっ女性の声がしたけど・・・あれ〜〜〜三田村さん???』まだ目が覚めきらない様子。
「ご無沙汰してます。1年ぶりですね。」  『本当に三田村さんだ。またここで会っちゃいましたね。』
そうなんです。昨年の9月8日にこのヌメリ沢に来たときも本宮さんとお会いしたのです。
なんという偶然。しかし・・・・・おもしろい。
『右に行く予定でしたか?』  「はい、この間は雪渓で少ししか進めなかったので、その先の崖くらいまで。」
「でも左に入ります。」  『あそこまでならどうぞ右に入ってください。我々は渓泊まりで、その先まで進みますので。』
『釣りはその先でもできますし、それにそんなに釣欲があるわけでもないですから。』
「いいんですか?悪いではないですか。」  『いえ、前回も左に入ってもらっているのですから、今回は是非。』
『我々はこれから起きて朝食ですから、あとからゆっくり入ります。途中で会えますね。・・・先にビール運んで置いておいてくれてもいいですよ(笑)』

こうして宇都宮渓遊会の方々のご好意でヌメリ沢に入渓することができました。
皆様、本当にありがとうございました。m(__)m


5月のときに崩れていた崖はまだそのままでした。歩いて崩れた崖を越え入渓地点に到着。
慎重に斜面を降りていく。・・・なにやらあやしいキノコが・・・。


沢に降り立った。いつもこの瞬間に「さぁ、ここからだぞ〜。」って思う。
いきなり【怪長】が竿を出す。   釣れた・・リリースサイズ。
水が綺麗だ。水量は???   少ない。これなら大丈夫かもしれない。



『暗黒のゴルジュ地獄』に着いた。
通れなくない。胸くらいまで水に入れば通れる。
「泳いじゃおう。」  「いきなりかい?」
それでも待望の地獄(変態???)、通ることが出来ました。やったー!
それからは【怪長】が竿を出しながらゆっくり進みました。
途中、鹿の足跡を発見。「水でも飲みに来たのかしらね。」
鹿の足跡でよかった。これがクマの足跡だったら、ちょっとビビッてしまう。
それでもなんとなくリュックに付いている鈴を余計に揺らしながら歩いてました。

川が大きくカーブした内側がわりと広い川原になっているところにきました。
ここで小休止。【怪長】が竿を出している間、私は一服。モグラ2号は水遊び。

っと、後ろから本宮様始め、宇都宮渓遊会の方々が追いついていらした。
「ど〜も〜〜〜。」 『どーも。』
沢で他のパーティーの方に会うなんてことはなかった。釣り目的の場合は当然でしょう。
しかし今回後ろから他のパーティーが追いついてきた。
なにかすごく新鮮でおもしろい。
この広い川原で今夜は泊まることにしたらしく、まず一番最初になさったことは・・・。
川の石を動かして天然冷蔵庫を作ることでした(爆)
そこに皆様が担いでいらした【水】の次に大切な【液体】を24本程沈めていらっしゃいました。
次に落ちている木を集めて火を熾していらっしゃいました。
私達もそれを眺めながら、皆様としばし雑談。(モグラ2号は天然冷蔵庫の製作を楽しんでお手伝いしていました。)


また私達が先行させていただきました。小さな滝を越えて、進むと第2の地獄【天空の断崖滑落地獄】。

ここは泳ぐことが出来ません。泳いでいっても上がれるところがないのです。左岸を高巻いて越えるしかありません。
崖の途中まで二人とも登る。そこからまずモグラ2号、ハーネスにザイルを固定して【怪長】の指示を聞いて一歩一歩進んでいる。
(っと思われます。私の位置からでは見えませんでした。)
モグラ2号が慎重に降りている間、私は崖の途中で枝を掴みながら、じ〜〜〜っと待っていました。
蝉になったわけではないですが、先に進むことも後ろに下がることもできません。
そんなに長い時間ではなかったと思いますが、モグラ2号の姿も【怪長】の姿も見えない崖の上で
ただじっと待っているときの心細さ。【銭無】の名言【恐怖心と心細さ、Mならたまりません!(爆)】を、思い出しました。


無事に降り立ったようで、次は私です。
投げてもらったザイルをハーネスに固定。手と足を慎重に進める。崖のトップにザイルが固定されている。
そのザイルを利用しながら、少し割れている崖の反対側に渡る。この後は【銭無】の【振り子虎バース】の崖です。
崖の上から垂らされたザイルを頼りに左にトラバースしながら、降りていく。
降りはやはり足元が見えずに怖い。下からモグラ2号が「そこは左に足がかけられる。次はもう少し左。」っとアシストしてくれる。
もたもたしながらも、なんとか無事に降り立った。
改めて見上げると、ほとんど直角。「よくこの崖を降りたな〜。」っと、自分で感心。
そこから少し先の小さい滝のところで本日の行程は終了。
大休止を取って昼食。早速コンロを取り出すモグラ2号。しかし濡れた手で作業をしたためにコンロ自体が濡れてしまい火がつかない。
しかたなく私のを貸してやり、コンロの扱いを注意。

        photo by 本宮様(宇都宮渓遊会)
あまり食欲のないという【怪長】(え〜〜〜?病気ですか〜〜〜?)がさっさと食べ終え、滝の先に竿を持って出かけた。
その間、滝つぼで優雅に水泳を楽しむモグラ2号。その様子を写真に収めて楽しんでいました。
するとまた本宮様たち一行が追いついてまいりました。
「ど〜も〜。」『どーも。』
「私達はここで終了です。この先頑張ってください。いってらっしゃ〜い。」「はーい。」
程なく【怪長】も戻ってきて、モグラ2号と飛び込みをしたり、泳いだり遊んでいました。
私は二人の様子をカメラに収めることに没頭していて、陽の位置が移動していることに全然気づきませんでした。



・・・アクシデントはこの後起きたのです。

少し高い崖の上から足から飛び込んだ【怪長】
浮いてきてこちらに泳いでくる顔が歪んでいる。
「どうしたの?」  「捻挫した。飛び降りた下に石があった。」  「大丈夫?」  「ダメかも???」
水から上がって、靴を脱いで、ソックスをぬいで・・・少し腫れてる。内出血もしている。
指を曲げたり、足首を回したり・・・「うん、骨折はしてないみたいだ。」
【怪長】がいつも持ち歩いているテーピングテープを取り出して、とりあえず固定。
私が巻こうとしたのですが、うまく巻けずに【怪長】が自分で巻きました。(ごめんなさい)
そして・・・移動していた陽は日陰に置いたはずの釣り上げた魚をしっかり暖めていたのです。
【怪長】が釣り上げた4匹の魚。私の不注意で4つの命を無駄にしてしまいました。
反省と後悔が入り乱れた思いでしばらく顔を上げることができませんでした。

痛い足を引きずるようにゆっくりと歩いて帰路につきました。
第2の地獄・・・モグラ2号は飛び込んであっという間にクリア。私は来たときとは逆に登って、降りてクリア。
もちろんハーネスにザイルを固定してもらってのことですが・・・。
【怪長】はかなり足が痛いようで、歩く速度がかなり遅い。
川に入って足を冷やしながら進む。途中泳げる水量があるところは泳いで進む。
そのほうが足に負担かかからずに楽なようです。
やっと入渓点まで戻ってきましたが、ここから車までは崖崩れのせいでちょっと距離がある。
【怪長】がゆっくり歩いてくるので、先に車まで行ってシートを敷き、ビニール袋の用意をしました。 
朝、本宮様たちが寝ていたブルーシートはきちんとかたされ、空になって転がっていたビールの缶も跡形もなくなくなっていました。


本当は日帰りで帰る予定にしていましたが、【怪長】の痛みが予想以上にひどそうなのと
時間が予定よりも遅くなってしまったため、急遽一泊することにしました。
いつもお世話になっているお宿に電話。(私の携帯では圏外なんですが、モグラ2号や【怪長】の携帯だとバリ3なんですよ。
なんでよ〜〜〜?・・・機種が、機種が古いから?)
4時も30分以上も過ぎてしまってからの突然の予約の電話に宿の主人も「何かあったな〜。」っと察してくれたらしく、
快く受け入れてくださいました。
痛い足を引きずって宿に着くと、「やっぱりなにかあったんだな。」っとご主人。
「シップがあるからお風呂から出たら、貼ってくださいね。」っとおかみさん。
お二人に感謝です。

お風呂から上がって、シップをおかみさんに貼ってもらって、やっと身体を横にできた【怪長】、痛みがだんだんひどくなってきているようでした。


私も疲れていたのか早くに寝てしまったのですが、明け方目が覚めたら雷がなっていました。
それからしばらくしてザーっとすごい雨です。渓で泊まっている本宮様たちは大丈夫だったでしょうか?




今年の入山も今日で終わりです。今年は昨年より少なかったです。原因はやはり天候でした。
少しでも雨の予報が出ていたときはやめました。【怪長】は初心者の私達を連れて行くのですから、決して無理はしません。
回数は少なかったけれど、やり遂げられなかったところを2箇所も制覇できました。
ただ歩くだけよりも【滝を見たい】とか【難所を越えたい】という目的があったほうが、より充実感が大きいです。
【大自然】と【得体の知れない充足感】にどんどんはまっていくような気がします。
怪我をしても最後までアシストしてくださった【怪長】に感謝いたします。
そしてお大事にしてください。  くれぐれも無理や無茶はしないで、きちんと養生してくださいね。
治りかけに無茶すると一生付き合っていかなくてはならない【怪我】になってしまいますよ。
(えっ?それはもう体験済みで重々わかっていらっしゃる???  それは失礼いたしました。)






==========後日談==========

【怪長】の怪我は足首の甲側の靭帯を痛めていたそうです。
しばらくはシップと固定だそうです。  早くよくなってくださいね。


雨に降られた本宮様たちはたいした被害もなく、無事戻られたそうです。
よかったです。


今回目標を達成できたのは本宮様はじめ宇都宮渓遊会の方々の優しい心配りがあったればこそでした。
ここで改めて御礼を言わせていただきます。
本当にありがとうございました。








2008年9月20日(土)   場所  ヌメリ沢   参加者  【怪長】  モグラ2号  モグラ ああ
今年4回目(通算10回目)の入山です。ああ

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