て つ の く じ ら 館(海上自衛隊史料館)

広島県呉市宝町5−32


潜水艦のことを【てつのくじら】と言うそうです。

「潜水艦の発展と現況」や「掃海艇の戦績と活躍」などに関する歴史的な資料を通して、
海上自衛隊の歴史や、呉市と海上自衛隊の歴史的な関わりについて紹介する史料館です。
建物の横には本物の潜水艦【あきしお】が展示されていて、中に入って見学ができます。
入場は無料です。

【歴 史】
☆明治22年7月呉に海軍鎮守府が設置され、その後太平洋戦争の終わりまで海軍の主要な基地として発展しました。
敗戦により昭和20年10月に海軍は廃止されました。しかし、戦争中に連合軍が 投下した多数の機雷を除去する任務が残り、
昭和23年7月海上保安庁の組織の もと呉掃海部が設置され、その任務に従事しました。
昭和27年8月保安庁の設置に伴い、海上警備隊が発足し、呉航路啓開隊が設置されました。
昭和29年7月防衛庁の設置に伴い、海上警備隊は海上自衛隊となり、同時に呉地方隊が編成され、
その中核となる呉地方総監部が呉鎮守布跡に置かれ、現在に至っています。

【掃 海・航路啓開】
掃海とは戦後、たくさんの機雷によって恐怖の海と化した日本の海の機雷を除去し、航路を確保(航路啓開)していくことです。。
☆機雷の種類




☆掃海艇甲板再現





☆ヘリコプターによる掃海



☆階級章


☆日本第一号潜水艦「くろしお」


☆展示用潜水艦「あきしお」
昭和60年に進水した、ゆうしお型潜水艦「あきしお」は、さまざまな任務を遂行し平成16年3月に除籍。
同11月に国内最大の起重機船(クレーン船)に引き上げられ、呉資料館に展示されました。
経 歴
昭和58年(1983)4月15日 三菱重工株式会社神戸造船所に置いて機工。
昭和60年(1985)1月22日 命名、進水式。
昭和61年(1986) 3月5日 就役、第一潜水隊郡第一潜水隊に配属。
平成2年(1990)6月8日 第五潜水隊に所属替え。
平成16年(2004)3月3日 除籍。
要 目
基準排水量:2250t   長さ:76,2m   幅:9,9m   深さ:10,2m
船型:完全複殻式(涙滴型)   主機械:ディーゼル2基1軸・メインモーター1基
馬力;水上3400PS・水中7200PS   速力:20ノット(水中)
主要兵装:水中発射管一式・スノーケル装備   乗員:75名






湾岸戦争後のペルシャ湾での掃海活動「湾岸の夜明け作戦」に従事した海上自衛隊の姿について、
当時の様子を捉えた数々の写真で分かりやすく展示してありました。
海上自衛隊の高い技術が伺えました。


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2008年8月9日(土)   てつのくじら館 あああ     

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